真鍮 | 有限会社 海老原建築

有限会社海老原建築

Column

2024.02.28

真鍮

真鍮。なんだかおしゃれな響き。最近ではハウスメーカーに住んでるインフルエンサー的な方々も、「見切りには真鍮で~」とか書いてたりもし出してますね。

真鍮ってそもそも何なんでしょうか。

物としては、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金。「黄銅」とか「ブラス」とかとも呼ばれます。
亜鉛の含有量で硬度、色味が変わるみたいですね。

真鍮には特徴があって、金属にしては加工がしやすいんですね。また、経年変化でとても味が出る。。これが一番いいところ。

床見切りに使うのも確かにいいですが、もっと目につくところに使うのもいいですね。

これはうちの「小川の家」のキッチン背面の造作食器棚。引違戸のレールに真鍮のVレールを使っています。

アルミ製なんかと違って、、チープな印象にもならず、かといっていやらしい光り方もしません。


これは「かすみがうらの家」の真鍮製玄関灯。

オーナーさんがご自分で買って、うちで取り付けしたものですが、シンプルながらも、やっぱり安っぽくもいやらしくもない。良いころ合いのデザイン。



なるほど、書きながら思いましたが、真鍮って、

・アルミみたいに安っぽくない。

・ゴールドみたいに自己主張がきつくない。

のがいいのかも。

経年変化を愉しめる、というのが、無垢の木材との共存も良し。

愛らしい金属、って感じ。

真鍮については色々とまた調べてみることにします。